先日USB接続のコンデンサーマイク「マランツプロ MPM2000U」の紹介をしました。
その際、USB接続と他の接続方式だと何が異なるんだろうと、ふと思いました。
そこで今回はUSB接続のコンデンサーマイクのメリット・デメリットを紹介していきます。
それではどうぞ!
USB接続のコンデンサーマイクのメリット
USB接続のコンデンサーマイクのメリットとして以下の3つが挙げられます。
- USBを繋げばすぐに使える
- 低価格な商品が多い
- ノイズが乗りにくい
それぞれ詳しく説明していきます。
USBを繋げばすぐに使える
USB接続の良いところとして、マイクを購入したらPCなどに挿すだけで使えるということです。
あまりオーディオに触ったことがない人はピンと来ないかもしれませんが、実は高品質なマイクはXLR接続という接続方式で、アンプやミキサーに接続してからPCなどに接続する必要があるのです。
つまり、アンプやミキサーを別途購入する必要があるのです。
マイクだけでなくアンプやミキサーを購入するとなると、かなりの出費になります。
またUSBを繋ぐだけで使えるので、持ち運びも便利です。
テレワークなどを行う際、「今日は場所を変えてみよう」ということが簡単にできます。
低価格な商品が多い
他の接続方式のマイクと大きく異なるのが、値段です。
USB接続のマイクは5000円~2万円ほどで高品質なマイクを購入できるのに対し、代表的な接続方式であるXLR接続のマイクは2万~5万円ほどになります。
さらにXLR接続のマイクにはアンプやミキサーが必要なので、一式揃えようとすると軽く3万~10万ほど消えてしまいます。
ノイズが乗りにくい
マイクを使用していて気になるのがノイズ。
せっかく楽しい話をしていても、ノイズが乗っていると耳障りに聞こえます。
XLR端子による接続方式はアナログ信号を扱うため、簡単にノイズが乗ってしまいます。
ですが、USB接続のコンデンサーマイクはデジタル信号を直接PCに送るため、ノイズが少ないのです。
USB接続のコンデンサーマイクのデメリット
USBコンデンサーマイクのデメリットは以下の3つです。
- 拡張性があまりない
- XLR接続のマイクに比べて音質が劣る
- 本体で音量を調節できないものも多い
それぞれ詳しく説明していきます。
拡張性があまりない
USB接続のコンデンサーマイクはPCに挿すだけで使える反面、他のデバイスを使って音を良くするということができません。
基本的にマイクに内蔵されているオーディオインターフェースの実力に頼ることになります。
ですので、安価なマイクを購入すると音が小さかったり、ノイズが入ってしまったりします。
対して、XLR接続のコンデンサーマイクはアンプやミキサーなどのオーディオインターフェースに通して音を良くすることができます。
なので、マイクを購入した後も、音が良くなる可能性が広がっています。
XLR接続のマイクに比べて音質が劣る
先ほどの話と関連して、USB接続のコンデンサーマイクはXLR接続のコンデンサーマイクに比べて音が劣ることがあります。
ただしこれは、マイクの性能というより、アンプやミキサーの性能がものを言いますので、一概に言うことはできません。
また、劣るといっても低中価格のマイクではなく、高価格帯のマイクです。
本体で音量を調整できないものも多い
USB接続のコンデンサーマイクは本体で音量を調整できないものも多いです。
そうなるとPCで微調整するしか方法がありません。
対して、XLR接続のコンデンサーマイクは本体で音量調整ができない場合でも、アンプやミキサーのつまみをいじって音量調整ができるという利点があります。
最後に
今回はUSB接続のコンデンサーマイクのメリット・デメリットを解説しました。
私としては、1~2万の予算であれば、USB接続のコンデンサーマイクの方が高品質な場合が多く、おすすめです。
反対にそれ以上であれば、XLR接続のコンデンサーマイクの方がよいと思います。
今回は以上です。
ここまでご覧いただき、ありがとうございました。
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